FORGING(鍛造)

FORGING(鍛造技法)とは、字のごとく【鍛えて造る】という意味です。指輪制作方法といたしまして、大きく分けると鍛造技法と鋳造技法の2通りの方法があります。

今現在主流となる指輪制作方法、キャスト(鋳造)方法は、原型を制作したのち型取りをして型へ流し込みにて仕上げる方法で、量産品にはこちらの技法が使用されます。今現在、ほとんど少なくなってきた技法の1つ鍛造技法は、刃物を制作するのと同じで熱して叩きを繰り返し行い、指輪を造っていきます。鋳造技法では行わない工程ですが、こちらの工程がある事により、金属に含まれる気泡が無くなり、密度の高い金属となります。

逆に鋳造技法ですと、やはり金属そのものの中にエアーやガスがたまってそのまま残るため、金属密度が鍛造技法と異なり低くなります。刃物はやはり強度が必要のため、やはり鋳造による制作はされませんよね。同じ素材、例えばPT950の材質でも、鍛造と鋳造では、まるで強度が異なるのは、いうまでもありません。